Home
1
Hot News
2
Other
3
【2016年】リチウムイオン電池の世界シェア・市場規模・今後の動向 #14
Missing parameters [description]

Links:http://nomad-salaryman.com/post-5778

そもそもリチウムイオン電池(LiB)とは?

まずはリチウムイオン電池(LiB)とは何か?について簡単に。

リチウムイオン電池の名前の由来は、

リチウムを正極材に使うことが当時、革新的なアイディアだったために「Li – リチウム」の部分を強調してつけられた。英語表記はLitium ion batteryで、これの頭文字をとってLiBと省略されることが多い。

イオンの部分は当時、「マイナスイオン」という用語が電機メーカー業界で流行っていたため、適当につけられたものと推測(違ってたらごめんなさい)。

ちなみに世界で初めてリチウムイオン電池を発明したのはソニーだった。当時はソニーも「ウォークマン」「DVD」を発明したりと、革新的なメーカーであった。

こうしてリチウムイオン電池(LiB)は誕生した。

※当時「マイナスイオンで除菌!」「マイナスイオンの効果でリラックス!」とか、化学を冒涜しているとしか思えない用語をシャープが使い始めた。もしくは頭の悪い某広告代理店マンが使い始めた。

リチウムイオン電池の仕組み

つづいてリチウムイオン電池の仕組みをざっくりと。

リチウムイオン電池は写真に示すように5層から成り立ち、この51セットが、だし巻き卵のように何層にもなって1個のリチウムイオン電池ができる。

それぞれの層は翻訳すると以下のとおり。

  1. Cathode Material = 負極材(黒鉛)
  2. Anode Material = 正極材(リチウム)
  3. Separator = セパレータ(多孔質のフィルム)
  4. Electrolyte = 電解液
  5. Copper Foil = 銅箔
  6. Container = パッケージに使う材料(アルミ)
  7. Others = その他、バインダーなど

電池は基本、正極と負極の間でおきる電子のやりとりによって充電したり、放電したりする。これはリチウムイオン電池であっても同じ。他の層は、電子のやりとりを助けるための機能を持つ。自分で書いていて眠くなってきたのでこれ以上の技術的な説明は省略し、マーケットの話に移る。

リチウムイオン電池(LiB)の世界市場規模

世界市場規模 32650億円(2015年実績)

リチウムイオン電池(LiB)の世界市場規模は、2015年実績では推定・約3兆円ほどであった。使い方(用途)の内訳は、消費者むけ製品52%、車載用25%、産業用23%

消費者むけ製品には、スマホ・タブレット・パソコンなどの電気製品がメインとなる。車載用はEV(電気自動車)HV(ハイブリットカー)などに搭載される。ちなみに従来の普通の車はLiBではなく「鉛蓄電池」が積まれている。産業用には、航空・宇宙分野、太陽光発電の蓄電用などがある。

世界市場規模 85160億円(2024年予測)

なんと2024年の世界市場予測では8兆円を超える見通し。2015年からの平均成長率は15%/年程度を見込む。これはEV(電気自動車)の市場が順調に立ち上がることにくわえ、従来の車載用バッテリーが鉛蓄電池からリチウムイオン電池(LiB)に置き換わっていくと想定。

サイズごとの市場成長率は、以下の通りに想定。

  1. 小型LiB用途:年成長率 +8%
  2. 大型LiB用途:年成長率 +30% ————- ●市場全体の年成長率 +15%

※筆者の独自調査

先ほどと違う集計になるが、

小型リチウムイオン電池は今後も途上国での拡大により、年率8%の成長を見込む。スマホやタブレット、パソコン、デジカメに使用される電池のこと。

いっぽう、車載用や家庭用バッテリーとして使われる大型リチウムイオン電池は年率30%成長を見込む。これはテスラモーターズの電気自動車EVの拡大、中国共産党がEVの拡大策をとっていることが好材料。

電池はスマホ用などちまちました用途では爆発的にのびない。大型LiBが必要な車載用で伸びてこそビジネスが成り立つ。

Previous Back to List Next